明るく楽しいモンテッソーリ育児の実践
~モンテッソーリ教育は大人の育ちをどう支えるか~
育児を人生の糧にするいくつかの秘訣
ご両親の皆様、日々仕事に家事に育児に励まれていることと存じます。子どもは社会にとってもご家族にとっても宝物。でも、育児は大人のペースでは行かず日々試行錯誤されているのではないでしょうか。
モンテッソーリ教育は20世紀初めにローマで生まれ、この100年で全世界に広がりました。一般に「教育」と言えば、「大人が教え込み出来るようにする事」です。しかしモンテッソーリ教育においては「子どもは、子ども自身に自分を伸ばそうとする“自己教育力”があり、大人はその力がのびのび発揮できるよう援助する事」と言われます。
子どもが今伸ばそうとしている事が何かをよく観察して捉え、環境を整え子どもを環境と結びつけるのが大人の役割と言われます。一昨年よりシリーズでご案内のラパーチェ(モンテッソーリ教員資格取得コース)主宰の百枝義雄先生に、下記の日程で今年も年間3回シリーズの育児講座を展開頂いております。
第一回は、運動の育ちを見守るために、育ちの順番や、飛び級をせずに一段階ずつできることを増やしていくことの大切さについて。具体的には、どんな運動をしたらいいか、お箸が上手に使えるようになるためには何をしたらいいか、そして、運動の育ちをとおしてどのようにこころ(非認知スキル)が育つか、などを考えます。
○第1回勉強会
『からだとこころ 非認知スキルの育ちと大人の援助 -運動・器用さを中心に-』
日時:2019年6月29日(土)10:00~12:30
■会場:フロンティアキッズ加賀町4階子育て支援室
新宿区市谷加賀町2-4-27
(最寄り駅:都営大江戸線「牛込柳町駅」より徒歩6分)
※託児はございません。ご両親のお膝元でお願いします
■参加費:300円(大人お一人)を申し受けます。
□以降シリーズを予定しています。
第2回勉強会:2019年9月28日(土)
『からだとこころ 非認知スキルの育ちと大人の援助 -感覚・言語を中心に-』
→理解/認知の育ちや、言語をはじめとする他者との関わりについて、
家庭でどのように援助できるか、を考えます。
具体的には、2歳前後の知性の萌芽をどう支えるか、
親が使う言葉の重要性、家庭の会話がどのように社会性を育むか、
などを検討します。
第3回勉強会:2020年2月8日(土)
『これからの時代を生き抜くための教育 -乳幼児期から大学までを見通す-』
→今、OECDではなぜ非認知スキル(社会情動的スキル)が熱心に研究されているのか、
日本の教育はどう変わろうとしているのか、などを考えて、
今後16年以上続く学生時代をしっかり過ごすために、就学前にどのように準備するべきか、
検討します。思春期を健やかに過ごすための今、についても考えます。
■申し込み方法
フロンティアキッズ加賀町(株式会社ファミーラ)まで
電話:03‐3356‐8080
Email kagacho@famigliadibambini.com
①保護者様のお名前、②参加人数、③お子様の年齢、④ご住所ご連絡先電話番号
をお伝えください。
※参加希望者多数の場合は申込順となります。
【講師:百枝義雄先生プロフィール】
モンテッソーリ・ラ・パーチェトレーニングコース代表。
1963年生まれ、長崎県出身。
東京大学教養学部教養学科第一表象文化論分科卒業後、進学塾の講師・運営職を経て、
不登校・高校中退生のためのフリースクールを設立する仕事に従事。
人格の土台を形成する教育の必要性を感じ、モンテッソーリ教育と出会う。
1998年、モンテッソーリ教育施設「吉祥寺こどもの家」を開園。
日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師養成センターおよび横浜国際モンテッソーリ乳児アシスタントコース卒業。
0歳~3歳、3歳~6歳両方のモンテッソーリ教師資格保持。
2002年度より日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師養成センターの実践講師として3歳~6歳のモンテッソーリ教師養成に携わる。
2007年同センターで0歳~3歳のモンテッソーリ教師養成コースを立ち上げ、2011年まで4期にわたり実践講師を担当。
2012年、子どもを中心としたモンテッソーリ教育を実践できる人材育成のため、新しい教員養成コース「モンテッソーリ・ラ・パーチェ」を立ち上げ、代表を務める。日本全国で、保育士・幼稚園教諭・両親など様々な大人を対象として保育、育児についての研修会や講演会を行う。